舟入本町--路面電車撮影
本家Webサイト内 『路面電車が走る街 広島写真集~広電市内線沿線フォトギャラリー~』 ・・・ またまた、ほぼ1ヶ月ぶりのページ更新になってしまいましたが、「舟入本町」のページをアップしました。写真は昨年撮影したものばかりで4枚と枚数少な目ですが、また機会があれば随時新しい写真を掲載したいと思っています。
広島の路面電車が大正元年に開業したことはよく知られていますが、江波線(土橋~江波)は昭和に入ってから開通したということをご存じでしょうか? 実は私も、つい最近、路面電車に関する本に掲載されていた略年表で知ったばかりなのですが・・。どうやら、既に開通していた本線(広島駅~紙屋町~己斐)の土橋から分岐して、戦時輸送に備えて南へ延ばされていったということらしいのです。ちなみに、土橋~舟入本町間が開通したのは昭和18年12月28日・・ 年末ぎりぎりの開通だったようです。
輸送機関や技術の進歩・発達(特に昭和10年代後半頃?)というのは、往々にして戦争との関わりがあるものですが、広島の路面電車の路線拡張も戦時輸送に備えるという大きな意味があったようです。江波線の開通に関しては、三菱重工広島造船所の工員輸送が主な任務だったとのことです。現在、その造船所の名残は残っているのかいないのか、よくは知らないのですが、江波の突き当たりに三菱重工江波製作所がありますね・・。それから、江波から天満川を隔てた観音新町に三菱重工広島製作所があります。(**記事を一部修正しました)
かつては戦時に備えて増強されたことが伺える路面電車ではありますが、被爆後の広島復興の希望となり、原爆の悲惨さを現役で伝える被爆電車として注目されている現在・・・ ちょっと複雑な感じになってしまいました。
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