銀杏・ギンナン・ぎんなん
季節はすっかり秋、我が家にも田舎から送ってくれた秋の味覚があれこれ・・・ リンゴ、ブドウ、くり、イチジク等々・・ どれも美味しいものばかりで、ほんと田舎の味。そこらのスーパーで買ったものとはちょっと違うような気がしてます。
ところで、私T.Kaze一押しの秋の味覚を紹介・・ それは銀杏(ギンナン)。エメラルドか翡翠(ひすい)のような鮮やかで光沢のあるグリーン。軽く塩を振って食べると、なんとも言えない独特の風味・美味しさ・・。一度その味を覚えてしまうと、ついつい癖になってしまいます。
今年は久しぶりに近所の神社で銀杏を拾ってきました。台風のお陰で、そこそこの収穫です。拾ってきた銀杏はしばらくビニール袋に入れて放置しておきます。そうすると、とんでもなく臭い実と種の部分が分離しやすくなるのです。近所の方の話では、土に埋めておくのも良いそうです。臭い実の部分には、決して素手で触ってはいけません。何も知らない最初の頃、バケツに銀杏を入れて素手でバシャバシャ洗いながら実と種を取り分けていたことがあったのですが、毎回手と耳、そしてちょっと恥ずかしいところがかぶれて、とんでもない目に合った経験がありまして・・・。しばらく銀杏は封印していたのですが、今年の台風で大量に銀杏が落ちているのを目の当たりにして、また懲りずに拾ってきてしまいました。ちなみに、今年の作業は全て「火ばさみ」使用で恐る恐るやったのが功を奏し、全くかぶれることはありませんでした。最後はミカンが入っていた網に入れて、床面に軽くたたき付けるような感じで洗うと、取り残しの実もきれいスッキリ取れてしまいます。そして、そのまま数日乾かすと出来上がり!
銀杏は茶碗蒸し等の料理に入れて食べるのも良いのですが、「銀杏の味」を堪能するにはそのままが一番です。我が家ではもっぱら手軽にオーブントースター・・・ おおよそ240-250度位の温度設定で約15分間、アルミホイルで軽く包んで焼いてやります。焼きが足りないと生臭いというか不味いし、逆に長く焼きすぎると焦げたり固くなってしまい食べられなくなってしまいます。美味しく食べるには、この焼き加減がかなり重要なのです。熱々のまま軽く塩を振って食べると最高ですので、是非一度お試し下さい!
** 銀杏を食べ過ぎると、中毒を起こして意識障害やけいれん・嘔吐などを起こすことがあり、稀に死亡例も報告されているそうです。特に幼児や子供さんの食べ過ぎには、くれぐれも注意してあげて下さい。
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