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2006.06.07

原爆ドーム景観問題

Dome060531先月中旬頃だったでしょうか・・ 世界遺産 『原爆ドーム』 から約百メートルの至近距離に 14階建てのマンションが建設中で、原爆ドーム周辺の景観が損なわれるといった問題が新聞等で取り上げられていました。この原爆ドームの景観問題に関しては、ちらほらブログでも取り上げられているのを拝見したのですが、現場の状況が分かる記事がほとんど無く、どちらかと言うと、新聞記事を引用して感覚的な解釈で書かれているものが多かったように記憶しています。それで、実際の現場はどんな具合になっているのか、つい最近になって様子を覗いてきましたのでご紹介です。
まず一枚目の縦位置写真(2006.05.31夕刻撮影)・・・ 原爆の投下目標とされたというT字型の相生橋の上から眺めた原爆ドームです。そのすぐ右側、タワークレーンが設置されているビルが問題のマンションですね・・。新聞報道などによると、現在13階まで建設が進んでいるということですが、この位置から見ると、確かにあの高さは目障りな感じがします。仮に、このマンション建設を容認したとして、更に同じような高さのビルが周辺にいくつも立ち並ぶようなことになってしまうと、原爆ドームがビルに埋もれてしまって、これは大いに問題があるという意見も納得できます。やはり、原爆ドームの至近距離においては、高さ制限等何らかの指針を定める必要性を感じてしまいます。

Dome060605

続いてもう一枚の写真(2006.06.05夕刻撮影)・・・ こちらは、戦後の建築として初めて重要文化財の指定を受けた広島平和記念資料館(原爆資料館)の方向から眺めた原爆ドームです。原爆資料館の中心から、埴輪の家の形に作られた原爆死没者慰霊碑と 「平和の灯」 を通って原爆ドームまで一直線の景観軸を意識して設計されています。問題のマンションは、原爆ドームからやや右方向、タワークレーンが設置されているビルなのですが、この方向から眺める分には微妙ですね・・ 距離は近いのものの、それほど取り立てて気にはなりませんでした。これは、右方向の木立が目隠しの役目をしていることと、背景に地上35階・高さ150mのリーガロイヤルホテルが既に飛び抜けていることが影響しているようです。むしろ気になったのは、原爆ドームの背景やや左側で景観軸を完全無視した黒い商工会議所のビルですね・・(^^;)。それから、ドーム右側奥に少し見えている広島カープの本拠地・広島市民球場の照明灯も景観を崩しているようにも見えます。
広島市内中心部において、景観と街の復興・発展を両立するのは、なかなか難しい面があるとは思いますが、そこは国際平和都市ヒロシマとして意識しながら、もう少し工夫の余地はあるのではないかと感じました。さて、写真をご覧になった方・・ 原爆ドームの景観問題、どんな風に思われましたでしょうか??

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