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2006.10.04

秋の全国交通安全運動

51_koutsuanzen

この雑記帳ブログのコメントやメールにて、複数の方から 「屋根が無い、変わった広電見ましたよ」 といったような情報をいただけるようになりました。ほんとに、どうもありがとうございますm(_ _)m。
本日掲載した写真がその電車・・ 平成18年 秋の全国交通安全運動実施をPRしている花電車です。おそらく、全国交通安全運動の期間中(9月21日~9月30日)、広電市内線にて運行されていたものと思われます。車体には、今年の交通安全標語でしょうか・・ 「思いやる 心ひとつで 事故はゼロ」 の文字が見えています。そして、スポンサーは広島市、広島中央・東・南警察署、広島中央・東・南交通安全協会、そして協力:広島電鉄(株)となっているようです。
前々から、この花電車が毎年この時期に登場していることだけは知っていたのですが、実物を生で見るのは今回が初めてです。何とか写真撮りしたいという思いで、この前の休日に市内中心部までひとっ走り出掛けてきました。ちなみに、今年5月のフラワーフェスティバルで生花を積んで登場した花電車と全く同じ車両 貨50形 51号が使用されています。前にもどこかで書いた覚えがありますが、我らが広島東洋カープが見事リーグ優勝を果たした暁には、この花電車にて盛大に電車通りをパレードされることを夢見ているのですが・・ 「夢のまた夢」 なのかもしれません!??

さて、交通安全運動のPR花電車が運行されている期間中、皮肉にも中国新聞にて 『広電・岡電で速度超過常態化』 という見出しの記事が掲載されました。更に、今朝の朝日新聞でも 『広電、「スピード違反」常態化』 という、ある意味ショッキングな見出しで同様の記事が掲載されていました。要するに、総務省中国四国管区行政評価局による抜き打ち乗車検査の結果、対象となった50本の電車全てにおいて速度超過が確認されたということだそうです。その他、横断歩道や電停に関する実地調査に基づいて、問題箇所をリストアップ、中国運輸局に対して改善意見が通知されたということです。その詳細を知りたい方はこちらをどうぞ・・
> 路面電車の安全確保及び利便向上に関する行政評価・監視(平成18年9月29日)(PDF)

取り敢えずは、新聞の見出しにもなっている速度超過について考えてみますと・・ まずは、軌道法(大正10年法律) によって、路面電車の最高速度は時速40キロメートルに定められています。更に、交差点等の曲線部や下り勾配(特に橋の両端部の勾配) においては、車両の安定度や制動距離に応じて事業者(広島電鉄) が独自の基準を定めているということです。例えば、交差点内の右左折カーブでは時速15キロメートル、下り勾配では時速25キロメートルといった具合です。
旧式の路面電車ならともかく、比較的最近の路面電車にとっては、時速40キロメートルなんて軽く出せる領域ではないかと思われます。しかも、それに見合ったブレーキも備えられていることでしょう!? それから、我々が乗用車を運転する際、流れに乗って走っていると、制限速度を超過している場合がままあるように思います。要するに、新聞報道にこそなりませんが、一般の乗用車やバス等も速度超過が常態化していると言えるのかもしれません。そんなことを考えながら、やや贔屓目に見ると、路面電車にとっては気の毒な行政評価・監視結果の報道ではないかと思ってしまう訳です。
ただ、事業者自らが提示した基準速度に対して、10キロ・15キロ以上の大幅な速度超過もあるとのことで、さすがに何らかの対処が必要であるものと感じた次第です。それが、最新の路面電車事情を踏まえた基準速度の見直しなのか、或いは運転士の教育・指導なのか、色々あるかと思いますが・・。いずれにしても、それこそ 「思いやる 心ひとつで 事故はゼロ」 の実践についても、是非お願いしたいものです。

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コメント

道路状況を考えてみても、
40キロで走行していると、自動車に与える
影響も大きいですよね。

憲法改正議論も然りですが、時代に合わなくなった
決まりを変える議論も起きて当然ですよね。
時代は、LRT化へと進んで、ますます自動車との
融合が必要な軌道交通の時代になっているというのに。。。

以前も事故がありましたよね。
パトカーが電車にぶつかることが。
案外、電車以外にも問題はあるように感じます。。。

幅広い議論が起こって欲しいですね。
もっと路面電車を有意義に活用するための。

投稿: jetblue | 2006.10.05 10:52

> jetblueさん こんばんは!
これからLRT化へ向けた議論や法の見直し等がますます必要となる時期に差し掛かっているように思います。
ただ、昭和前半の頃に製造された旧式車両から平成の最新LRVまでが混在している現在、うまく整合性を取っていくのは、単純ではないのかもしれませんけど・・。

投稿: T.Kaze | 2006.10.06 02:58

そうですね。
確かに広島電鉄の場合は、
動く電車博物館的な要素が問題点とはなりますね。
しかし、いずれにしても永久的に走らせることは
部品等の関係で難しいわけで。。。

このあたりは、もう少し国や県なども参画して、
博物館的な動きが必要なのかも知れませんね。
いずれにしても、そんな価値ある広電が、
もっと広島の人たちに理解される環境は必要だと思います。

投稿: jetblue | 2006.10.08 23:25

広島に住む人が路面電車をどのように捕らえているのかということに大きな関心があります。
「運転するときに邪魔だ」「広島らしい」「懐かしい」と、大半の人はそう思っているのではないかと推測します。
広島の公共交通を担う存在として市民に認知されるには一歩も二歩も先を行く改革が必要でしょうね。

投稿: ひろしま人 | 2006.10.09 15:50

> jetblueさん
> ひろしま人さん
こんばんは!
路面電車の捉え方は色々ありそうですね・・ 路面電車ファン的には、旧式の車両を残して欲しいとか、電車の博物館を作ったらどうかといった思いも確かにあるみたいです。私自身もそんな風に思っているところが少しだけあります。
でも一般には、路面電車は必ずしもそういった特別な存在ではなく、単に公共交通の一手段として捉えている人も結構多いのではないかという気もします。車利用者にとって、我が物顔に大通りを走る路面電車は、邪魔な存在以外の何物でもないと感じている人も確かにいそうですね!?
現在、「マイカー乗るまぁデー」と称して、自家用車と比較して環境負荷が小さい公共交通(バス・電車など)がアピールされています。そんな運動やバリアフリーの車両導入等によって、少しずつ市民の認識も変わっていくのではないかと思うのですが・・。

投稿: T.Kaze | 2006.10.09 23:07

この電車どおりの写真を観た瞬間、なんともいえない郷愁にかられました。昔、己斐から立町まで電車を利用していたときの風景なんです!これって、福島町の周りでしょうか?土橋電停前?懐かしい!!!!!

秋の全国交通安全週間とかありましたね。広島情報、毎日
拝見させて戴いています。友人も観てますが、英語環境の為に書き込みが難しいようです。

投稿: ふ | 2006.10.10 04:34

絶え間なく進化し続けてきたクルマと違い、特に路面電車は停滞期間が非常に長かったので市民のニーズにまだまだ応えきれていないと思います。
ようやくクルマと同じ土俵に立ったか、まだ追いついていない状況といえるのかもしれません。
10年先、20年先を見据えた路面電車による交通改革に期待しています。

投稿: ひろしま | 2006.10.10 19:59

> ふみ~さん こんばんは!
この写真は、十日市の交差点です。
こちらに向かってくる交通安全の花電車は、右方向・・ 紙屋町方面からやって来たところで、この後、土橋で曲がって西広島(己斐)へ向かうところです。ちなみに、写真奥の方が横川方面です。

十日市の交差点の一角には、ポイント切替の為の小さなタワーがあったのを覚えていらっしゃいますか? 現在は使用されることがないようですが、まだそのまま残っているんですよ~。(掲載した写真では見えていませんが) 今度、是非紹介したいと思っています。

投稿: T.Kaze | 2006.10.10 23:58

> ひろしま人さん
そうですね・・ 10年、20年先の路面電車がどんな風になっていくのか、非常に楽しみですね。現在までの20年の進歩と、これから先の20年の進歩は、相当大きな隔たりがあるのでしょうから・・!?

投稿: T.Kaze | 2006.10.11 00:05

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