本通(1)--モノクロの広島

つい先日、広島電鉄・路面電車の電停に設置されている電車接近表示器の表示内容が今まで以上に詳しくなるというニュースが載っていました。
> 広電が電停表示 より詳しく '07/1/10 (中国新聞 地域ニュース)
記事によると、「路面電車の広島駅―西広島駅間の主な電停に、次に来る電車の行き先をこれまでよりも詳しく表示し、あと何分で到着するかなども知らせる新たな電光表示板を導入する。」 ということです。
現行の電車接近表示器では、電車の行き先を示す表示 (例えば、横川行きは「横」を表示)に加えて、電車の接近を示す「電車がきます」 の点滅表示が出るようになっています。おそらく、電車利用者の多くは、電停に貼り付けられている時刻表よりも、やや離れた位置からでも認識できる電車接近表示を頼りにしながら電車待ちをしているのではないかと思われます。なので、表示がより詳しくなるというのは歓迎されることでしょう。更には、「台風時の運行見合わせや終電発車後の営業終了」 といった情報も表示されるようになるということで、益々便利になって期待できそうです。取り敢えず、「広島駅―西広島駅間の主な電停」 とありますので、八丁堀・紙屋町東・紙屋町西・十日市あたりへ設置されるものと予想しています・・。
尤も、電車接近表示器が新しくなって、電車の到着時間が表示されるようになったとしても、決して電車の運行が速くなる訳ではありませんし、定時運行が確約されるものでもありません。単純で無いとは思いますが、併せて速達性向上や定時運行ができるようなシステムについても今後に期待したいものです。
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コメント
この電車接近表示システムは広島市民にはすっかりお馴染みですが、観光客等には「駅」「宇」「宮」といった表示がわかり辛いようです。
このシステム、原爆ドーム前電停等に安全柵も屋根もない頃から稼動しているもので、路面電車としては全国初の非常に画期的なシステムでした。そして、当時、廃止か存続かで揺れた路面電車の利便性向上に多大に貢献した”命の恩人?”でもあります。
なお、新システムの設置は主要電停のみとありますので、現行のシステムも引き続き同時稼動するのでしょう。
投稿: ひろしま人 | 2007.01.14 19:00
> ひろしま人さん こんばんは!
確かに・・ 地名と位置関係が頭に入っていない来広者には、「宇」とか「横」とか表示されても分からないですねよ!? 新たに導入される電車接近表示では、きっとそのあたりも改善されることでしょう。
記録などを見ると、電停の接近表示器は昭和50年代頃から稼働しているみたいですね。かれこれ30年ですか・・。それにしても、全国初というのは全く知りませんでした。
投稿: T.Kaze | 2007.01.14 22:40