G8下院議長会議 in 広島
9月2日、広島市内・平和記念公園内の広島国際会議場にて G8下院議長会議 (議長サミット) が開催されました。約 1ヶ月前頃からだったでしょうか、城南通りに 『G8下院議長会議』 のバナーが掲出されたのを目にしていたので、何か重要な国際会議が広島で開催されるんだろうなぁ という程度には知っていたのですが、その中身については全く分かっていませんでした(^^;)。ここにきて、新聞報道やら、ネット情報などを見ることで、やっとその中身を理解することができました。
> G8 Speakers' Meeting Hiroshima 2008
> G8下院議長会議 (広島市)
日、米、露、英、仏、独、伊、加の 8ヶ国 (G8) に加え、EUがゲスト参加したこの会議・・ 各国の議会を代表する議長同士が一堂に会し、あらかじめ設定された議題に関しての意見交換を行うということ。そして、特に共同声明等は発表しないものの、主催国の議長が会議の総括を行うということだそうです。
今回の議題の一つが 「平和と軍縮に向けた議会の役割」 ということだそうで、まさに被爆地・広島で開催するにふさわしいテーマが設定されていたようです。どの国の誰がどういった発言をしたかについては非公開であって、我々が知る由もありませんし、会議の成果云々もよくは分かりません。ただ、被爆地・広島での会議に先立って平和記念資料館 (原爆資料館) を見学、原爆死没者慰霊碑への献花、そして被爆者の体験談聴取の場が設けられたということだけでも非常に意義のあることではないでしょうか!? 何でも、米国下院議長ペロシ氏は大統領・副大統領に次ぐ地位にあり、原爆投下後の広島を訪れた米国の現職要人では最高位の訪問だそうですから・・。こういった機会が世界の軍縮・核兵器廃絶の方向へのきっかけになってくれることを大いに期待したいものです。
さて、G8下院議長会議と前後して、福田首相の突然の辞任表明がなされました。一国の首相たるもの、こうもあっけなく次々と辞任して政権を放棄するような状況を見ていると、次の首相は誰かなんて、もうどうでも良くなってきそうですね・・。結局、誰が首相になっても何も変わらないのではないかと思ってしまいます。ま、そうは言っても日本のリーダー・・ 敢えて希望を言わせて貰えるなら、次の首相には、是非とも米国の大統領を広島へ連れてくるくらいの度量と気概を持った人にお願いしたいと思う次第です!!
** 掲載した写真は、G8下院議長会議の開催に際して、3日間ライトアップされた平和記念公園・原爆ドームの様子です。
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