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2010.05.15

広島電鉄社長交代、そして駅前大橋線

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つい先日 11日、広島電鉄株式会社の社長交代のニュースが流れました。早速、広電公式サイト を覗いてみたところ、代表者の異動および役員の異動に関するお知らせ と題した IRニュースが掲載されていました。
それによると、代表取締役社長を 15年余り務めた大田哲哉氏 (69歳) が代表取締役会長に就任、そして旧運輸省~国土交通省出身で、昨年 (2009年) 6月から同社の常務取締役に就いていた越智秀信氏 (53歳) が代表取締役社長に就任する予定ということでした。
この代表者の異動に関連して、RCCニュースのサイト に興味深いことが記載されていたので、まずはそちらから引用・・
大田哲哉氏・・

『精神力や体力に限界を感じた。懸案となっている路面電車の新しい路線を実現するために関係先と仕事を進められる最適な体制で取り組んでもらおうと考えた』 と述べ、越智氏の手腕に期待を寄せました。

越智秀信氏・・

『複数の新路線構想の中で都心の活性化につながる広島駅前大橋の路線開設に力を入れたい』 と実現に向けた意欲を見せました。

まさに、懸案となっていた路面電車の駅前大橋線 (JR広島駅正面から駅前大橋を直進して、稲荷町交差点までショートカットして結ぶ新路線) の実現を睨んでの代表者交代と言えるのでしょう。現社長の大田氏が、その経歴から察するに、広電でたたき上げの技術屋あがりの経営者であるのに対して、社長就任予定の越智氏が旧運輸省~国土交通省の出身であることを見ても、その本気度が何となく伝わってくるような気がします。何と言っても、駅前大橋線を実現させるためには、JR広島駅南口広場再整備に絡んで、利害関係のある JR・バス・タクシーなどとの、いかにも難しそうな調整が必要になってくるでしょうから・・。

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それから 13日、地元 中国新聞・朝刊の一面に 広電駅前大橋線 16~17年開通 次期社長方針 の見出しで関連記事が掲載されました・・

広島電鉄 (広島市中区) の社長に 6月29日に就任予定の越智秀信常務は 12日、JR広島駅と広島市南区稲荷町を結ぶ路面電車の新路線 「駅前大橋線」 について、2016~17年の運行開始を目指す考えを明らかにした。

・・ということで、今回初めて具体的な実現予定時期も提示されたようです。まだ 6年も 7年も先の事かと思うと、気が遠くなりそうで、もっと早いこと実現できないものかと考えてしまう訳ですが・・ まぁ、それだけ色々と準備や調整などに期間を要するということなのでしょう。
何はともあれ、駅前大橋線の新設、そして広島の陸の玄関口である JR広島駅南口がどんな風に変貌していくのか、非常に興味深いところです。それと同時に、広電の社長交代によって、信用乗車制度の導入とか平和大通線の実現へ向けての動き等々の案件が今後どういう風に動いていくのか・・!? こちらも気になるところですので、併せて興味津々でウォッチしていきたいと思います。

** 冒頭の写真は JR広島駅ビルから駅前大橋~稲荷町交差点方面を眺めたものです。手前下に見えるのが現在の広電・広島駅電車のりば。写真に写っていませんが、手前左方向にタクシープール、右方向にバス停が位置しています。

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コメント

「大田哲哉さんは、広島商工会議所 会頭 の他にも、ひろでんグループの主要関連会社の社長を兼務していますから、コーポレート・ガバナンスの面で集中しすぎで大丈夫かな?」とは思っていましたので、会長職に移って負担軽減を図るのは理解できます。
さて、社長候補の 越智秀信 さんは、国土交通省の官僚→アーバンコーポレイション→三井不動産ビルディング本部参与という経歴なので、2009年6月の時点では「不動産分野が専門なのかな?」と思っていました。
電車カンパニーでは、宇品二丁目での折り返し便への切り替え計画があるようですし、ステークホルダーとして引き続き見守りたいと思います。

投稿: shirusu | 2010.05.15 17:31

> shirusuさん
確かに、大田哲哉氏はグループの複数の社長・会長など兼務していらっしゃるようですので、負担軽減は必要でしょうね。何と言っても、あのお歳ですから・・。
越智氏は、あくまでもまだ「社長候補」であって、株主総会の議決をもって決定されるのですね。そうして見ると、この度の発表は株主に対する告知とアピールの意味も大いにあるのかなという感じですね。
RCCニュースの記載によると、越智氏は旧運輸省の出身で、主に鉄道や航空分野に携わっていたとありました。たぶん大いに期待できる方なんだろうと想像します。

投稿: T.Kaze | 2010.05.15 17:58

駅前大橋がついに動き出しそう(水面下では動いてそうですね)ですが、私は6、7年後というのは早く感じます。
橋梁上という特殊な構造で交通規制の大規模なものは難しそうなところに軌道をひいたりすると、現地だけで2年ぐらいかかるのではないでしょうか?
それまでに、平和関連施設にしかお金をいれたがらない広島市や、やたら何かを変えることに抵抗するタクシー等、管理人さんも懸念されている調整を済ませなくてはなりません。
私は現実にいたるまでに10年はかかるのではないかと思っています。
いずれにせよ、これからの動きが楽しみですね☆

最後になりましたが、いつも興味深い記事で楽しく読ませていただいております。ありがとうございます。

投稿: おはようございます | 2010.05.18 09:10

> おはようございますさん
いつもブログを覗いていただいて、ありがとうございます。
「駅前大橋線」の構想が公に発表されたのが、もうかれこれ10年近く前になるでしょうか!? そこまで考えると、これから更に6-7年後というのは、随分先の話のような感覚です。それから、JR横川駅前整備工事が比較的短期間で完了したような記憶があり、それと比較してしまうというところもあります。(実際、横川駅もかなりの期間を要しているのかもしれません??)
関係各所との調整ですが・・ あくまでも利用者の利便性を最優先に考えていただき、スムーズに調整が進むことを期待しています。本当にこれからの進捗が楽しみです。

投稿: T.Kaze | 2010.05.19 00:15

大田氏の出身と同じ高校です!

投稿: yy | 2010.05.23 18:43

> yyさん
大田氏は広島市佐伯区のご出身だと思いますが、そちら方面の高校ですかね・・?? ま、余り深く詮索は致しませんけど。

投稿: T.Kaze | 2010.05.24 00:58

T.Kazeさん、こんばんは。
2011年11月7日に大田哲哉さんが亡くなられて、一か月後の2011年12月7日の中国新聞に「駅前大橋線」について広島市が地下・平面・高架のいずれかの案からまとめるという記事が掲載されていました。
次の第三回の広島駅南口広場再整備に係る基本方針検討委員会に事務局の説明があって決めちゃうんでしょうかね?

投稿: shirusu | 2011.12.09 23:44

> shirusuさん
こんばんは。その中国新聞の記事、私も読みました。
『有識者による検討委員会を開き、提言を受けた上で11年度末までに構造を絞り込む方針でいる。』 と書いてありましたね。『市は駅前大橋線の計画を「これ以上遅れさせるわけにいかない」と判断。』 というのは、まさにその通りだと思う訳ですが、果たしてすんなり結論が出せるのか、大いに気になるところです。

以下、広島市のWebサイト内の参考ページを追記しておきます・・
■広島駅南口広場再整備に係る基本方針検討委員会
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1285578941347/
※以下、特に気になる路面電車の地下・平面・高架案の情報を上記ページからピックアップ
■資料4/6(PDF):「広場内における路面電車の立体化の検討状況(中間報告)」など
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1285578941347/activesqr/common/other/4d42832f008.pdf
■資料5/6(PDF):「路面電車の広場への進入方法」など
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1285578941347/activesqr/common/other/4d42832f009.pdf

投稿: T.Kaze | 2011.12.11 01:04

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