白昼堂々・・ 広島金座街にて

少しばかり前から気になっていたのですが、広島金座街アーケード幕広告の写真に写っている人物・・ やはり、まぎれもなく広島太郎さんですね。広島太郎さんと言えば、広島市内在住者であれば、知らない人はいないのではないかと思われるくらいに超有名なホームレスさん。八丁堀交差点界隈でカメラを持ってウロウロしていますと、よくお見かけする訳ですが、余りジロジロ見たり、ましてや写真撮影するなんて許されないというか、ある種のタブーであるかのような感じさえ抱いていました。そんな広島太郎さんの写真が白昼堂々、商店街のアーケードに大きく引き伸ばして掲げてあるなんて、何とも衝撃的でさえあります。
この幕広告には 『都築響一と巡る 社会の窓から見たニッポン』 と書かれているので、一瞬 「あっ、広島太郎さんの本名は都築響一だったのか・・」 などと勝手に解釈しそうになりました。が、それはとんでもない勘違いでして、都築響一氏は第23回 (1997年度) 木村伊兵衛写真賞を受賞されたばかりか、更にはその審査員までされている超著名な写真家であり、美術作家でもあることを後から経歴を確認して知りました。で、アーケードの幕広告は、広島市現代美術館にて都築響一氏の写真やオブジェなどの展覧会開催を宣伝するものだということが分かりました。
5月22日(土)~7月19日(月・祝) の期間、広島市現代美術館にて開催される展覧会 『HEAVEN 都築響一と巡る社会の窓から見たニッポン』 に関する情報については、展覧会期間中のみの特設サイトをオープンされていますので、そちらでどうぞ・・
> HEAVEN (展覧会期間中の特設サイト)
それから、展覧会の準備などもリポートされている都築響一氏のブログ 『ROADSIDE DIARIES』 の記事から・・
> ついに HEAVEN 始まりました! (5月26日)
> HEAVEN 展覧会直前リポート (5月19日)
> HEAVEN 広島市現代美術館個展情報アップデート (5月12日)
以下、蛇足・・
こちらも白昼堂々、電車通り (相生通り) 側から広島金座街のアーケードに乗り入れてきた 1台の白い乗用車。よく見ると、島根ナンバー・・ どうやら広島に馴染みの無いドライバーさんが間違えて入り込んでしまった様子です。それにしても、商店街のアーケード内は見渡す限り歩行者しかいないので、さすがに乗用車で進入するのを躊躇しそうなものですけどね・・。それに、入口には標識もあったはずなのに・・。
※この後、親切な方の助言によって、乗用車はバックして えびす通り の所から中央通りへと無事脱出されました。
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コメント
このページのコメント欄にamabile-gemさんからいただいたコメントは、関連ページの方へ移動させていただきましたのでご了承下さいませm(_ _)m。
枯れ芙蓉 http://f-page.txt-nifty.com/blog/2004/12/post_14.html
投稿: T.Kaze | 2010.05.29 09:19
わおぅー!!!
めっちゃ太郎さん、アートチックー!!!
白島電停の近くによくいらっしゃる
毎年恒例 とうかさん
今年はどんなかなーって思い、こちらへ遊びに来ました
アップは明日くらいですかね?
行ってないので雰囲気を味わいたいです♪
投稿: +tomo | 2010.06.07 00:15
> +tomoさん
都築響一氏はこんな事を書かれています・・ 「アートの最前線は美術館や美術大学ではなく、天才とクズと、真実とハッタリがからみあうストリートにある。」、「文化的なメディアからはいっさい黙殺されつづけてきた、路傍の天才たちだ。自分たちはアートを作ってるなんて、まったく思ってない彼らのクリエイティヴィティの純度が、いまや美術館を飾るアーティストの「作品」よりもはるかに、僕らの眼とこころに突き刺さってくるのは、どういうことなのだろう。アートじゃないはずのものが、はるかにアーティスティックに見えてしまうのは、なぜなんだろう。」
広島太郎さんに目を向けて、現代美術館で特大の写真を展示してしまった都築響一氏は凄い人だと思います。
とうかさんの様子は今晩か明日にはアップする予定です。写真を撮りすぎて、処理に手間取ってしまったのと、路面電車まつり等で出歩いたので、疲れ果ててしまいました(^^;)。
投稿: T.Kaze | 2010.06.07 07:29