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2010.07.19

広島県内、豪雨の痕跡

昨日の記事に書いた 『田んぼアート』 を鑑賞した後、県北の実家へ帰省するために広島県道 37号広島-三次線を更に北上、道路に沿って流れる江の川に目をやると、川の中の立木が川下方向に傾いて多くのゴミが引っ掛かっているのに気付きました。おそらく、梅雨明け前の豪雨の際、河川氾濫まではいかないまでも、かなり水量がアップして濁流になっていたものと思われます。

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江の川での豪雨の痕跡を横目にしながら更に北上・・ 国道 54号線~広島県道 470号三次インター線~国道 370号線~国道 183号線を走って、JR芸備線・下和知~山ノ内間で今年 6月27日に発生した土砂崩れの現場に立ち寄ってみました。当時、TVニュースで線路下の土砂が流出してレールが宙に浮いている衝撃的な映像が流されたのは記憶に新しいところです。現在は、未だ数名の作業員によって何らかの作業が続けられているようではありますが、取り敢えず土砂流出箇所には土嚢を積んで修復されており、列車運行が可能な状況となっているようです。
特に時間を合わせたつもりは無かったのですが、たまたま備後落合行きの単行気動車キハ 120が通過するところを見ることができました。見ていると、直前でほとんど一旦停止し、そして最徐行運転で修復箇所を通過していきました。

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その後は、国道 183号線を更に北上、国営備北丘陵公園の入口を横目に通り過ぎて庄原バイパスを走ります。この辺り、上空でヘリコプターが旋回しているのが見えました。どうやら、広島県警のヘリコプター (JA6761) のようで、7月16日に庄原市内で発生した土石流や河川氾濫の現場を視察していたものと思われます。
その大災害の現場は、もう目と鼻の先の距離となっていますが、国道 183号線を走っているだけでは、すぐ近くで大災害が発生して未だに不明者の捜索活動が続けられていることなど、実感することもできないのどかな状況でした。興味本位で被災地を訪れるつもりもないので、一刻も早く不明者が発見されることをお祈りしながら通過しました。

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その後、ひたすら国道 183号線を北上、JR芸備線・比婆山~備後落合間です。ここは、2006年 (平成18年) 7月18日、大雨によって斜面崩落が発生し、線路が完全に埋まってしまった箇所です。当時は JR芸備線不通に伴い、備後西城~備後落合間をバスで代行運転されました。線路に沿って河川が流れていることが関係していたのか、復旧工事が完了して運転再開されたのが翌 2007年 (平成19年) 4月1日で、実に 9ヶ月近くもの復旧期間を要しています。

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一昔前でしたら、JR芸備線は雨・風・雪に強いという印象を持っていたのですが、近年の異常気象?? を前にして色々と災害が発生しているのは非常に気になるところです。くれぐれも重大な、特に乗客の人命に関わるような災害に巻き込まれることがないように祈るばかりです。

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