木星の月 「ガリレオ衛星」
広島市内・・ 9月22日は雲の切れ目から 「中秋の名月」、そして翌 23日は澄んだ夜空に綺麗な満月を拝むことができました。天候の関係で満月を見られなかったという方々もいらっしゃるかと思い、まず最初の写真は 23日の満月です。
その満月の写真を撮っていたところ、その右下の方向に一際明るく光り輝く星が見えていたので、気になって調べてみたところ、どうやら木星であることが分かりました。で、もしかしたらという思いで木星の写真を撮ってみることに・・ 撮影した写真をカメラのモニタで拡大して見たところ、木星の左右に小さな光の点が写っているのを確認しました。その写真がこちら・・
小さな光の点は、まぎれもなく木星の月 『ガリレオ衛星』 に違いない。かつてイタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイが手作りの望遠鏡で発見・観測したとされるガリレオ衛星は、イオ (Io)・エウロパ (Europa)・ガニメデ (Ganymede)・カリスト (Callisto) の四つの衛星です。そのガリレオ衛星が比較的簡単に写真撮影できたのでちょっとした感動 & 驚きを味わうことができました。これら四衛星は公転周期が短いこともあり、中心となる木星と四つの衛星の位置関係が日々変わっていくので、継続して観測するのもそれなりに面白そうです。
ネット検索したところ、指定日時におけるガリレオ衛星の位置が分かるサイトを発見・・
> Jupiter's Moons
こちらのサイトにて、早速写真撮影した日時のガリレオ衛星の位置関係をチェックしてみたのが上のイラスト (キャプチャして編集済み)。写真と見比べてみますと、ピッタリ衛星の位置関係が合っていますので間違いないようです。
掲載した木星とガリレオ衛星の写真は、500mmのレフレックスレンズ (別名 ミラーレンズ) を使用して撮影しました。APS-Cサイズの一眼レフなので、35mm判換算で約 750mm相当のレンズということになります。木星に露出を合わせてやれば、表面の縞模様も撮影できそうな感じですので、いつか時間の余裕があれば試してみたいと思っています。
後でネットで調べてみたところ、ガリレオ衛星の写真が掲載されたブログをいくつも発見することができました。それらを拝見していますと、300mm程度のズームレンズでも何とか撮影できそうだということが分かりました。望遠レンズをお持ちの方、是非お試し下さい。ここしばらくは一晩中 木星が光り輝いているようですので、絶好の撮影チャンスです!!
** 天文現象に関連した過去の記事・・
> 満月 -2009.09.05
> 広島市内から見えた日食 -2009.07.22
> こないだの月食 -2005.11.01
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