空鞘稲生神社の秋季大祭
実りの秋、収穫の秋・・ 秋の実りを感謝し、新穀を神様に御供えする秋祭り真っ盛りの季節です。広島市内では、この時期、ほぼ毎週土曜・日曜日にどこかの神社で秋祭りが執り行われ、そして夜は奉納神楽で太鼓や笛の音が聞こえてきます。
今年 10月17日(日) に執り行われた空鞘稲生 (そらさやいなお) 神社 (広島市中区本川町 3丁目) の秋季大祭を覗いてきました。空鞘稲生神社には、五穀の神様・食物を司る神様とされる宇迦之御魂神 (うかのみたまのかみ)・宇気母智神 (うけもちのかみ)・和久産巣日神 (わくむすびのかみ) の三柱の御祭神がまつられています。「空鞘」 の名は、社頭の松の大木に刀の鞘のみが掛っていた事によりその社名となったと伝えられているそうです。かつて神社周辺は、空鞘町と称していたようですが、昭和 40年の町名改正で本川町・十日市町とされたようです。
おそらくは米俵で作られた御神輿・・ お昼前後に出発したものと思われますが、幟が立ち並び、提灯が吊られた本川町・十日市町界隈の市街地を時間をかけて練り歩きます。景気付けの音頭は伊勢音頭。「空鞘」 の文字が入った青い法被姿の男達が威勢良く御輿を担いでいきます。

やっとのことで神社に戻ってきたのが午後 4時頃。途中休みを入れながらとは言え、担ぎ手の皆さんは結構きついんじゃないでしょうか・・!? 若い人じゃないと・・。
境内で威勢よく御輿をもんで奉納・・ お疲れ様でした!

ここ空鞘稲生神社では、16日(土)・17日(日) の両日、境内に常設されている舞殿で奉納神楽が上演されたようです。残念ながら、今年は余り時間的な余裕がなかったもので、神楽をゆっくり鑑賞することはできませんでしたが、いつか是非とも・・。ちなみに今年の神楽は、下記の通りでした。
・16日(土) 午後 6時~ 島根県浜田市 石見神楽 周布青少年保存会
・17日(日) 午後 5時~ 安芸高田市高宮町 羽佐竹神楽団、(共演) 伝統文化子供教室 「少年少女神楽団ヒロシマ」
蛇足となりますが、空鞘稲生神社の境内で面白いものを発見・・ これはお守りの自動販売機でしょうか。最近はこんなのがあるんですね・・。

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