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2011.05.28

がんばろう日本!

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おそらく東日本大震災以降だと思いますが、広電・路面電車の旧京都市電 1902号に 『がんばろう日本!』 の広告看板が提示されています。撮影した写真を拡大して見ると、「矢野町建設協議会」 の文字と関連会社と思われる 16の社名が入っています。こういった広告を目にすると、何となく元気を分けて貰ったような感覚になりますから不思議なものです。

さて、東日本大震災の直後から経済への影響が懸念されていた訳ですが・・ 実際、東北・北関東方面で製造されていた部品調達ができず、国内自動車メーカの生産が激減しているなどといった報道もありました。自動車には直接の関係こそありませんが、実は私の会社でも一部の部品調達が心配の種になっているところです。
ただ、今日の新聞を見ると 「部品不足は徐々に解消に向かいつつある」 とか、「激減している自動車の国内生産が、夏に向けて回復しつつある」 といった内容の記事が掲載されていて、少しずつ良い兆しも見え始めているようで何よりです。このまま一気に経済回復、そして被災地域の復旧・復興へと繋がって欲しいと期待しているところです。

経済回復の兆しはさておき、東京電力・福島第一原子力発電所の事故の話題に関して・・ 連日 TV・新聞報道で目にしない日は無いくらいです。しかも事故処理が膠着状態で、余り進捗が感じられない (実際は少しずつ進捗しているんでしょうけど)。
私自身、技術屋であり、かつて放射線取扱主任者の資格取得などした経験からすると、どちらかと言えば原発肯定派的な考え方を持っているのですが、これまでの経緯を見ていますと、東電も政府も官僚も自治体もダメダメですね。情報の隠蔽・捏造、政府の危機管理体制の甘さ、縦割り行政などなど... とにかく悪が凝集されているといった感じ。何故に誠実な対処ができないのか!?? 事故後に放射線被曝の規制値、そして水や野菜の規制値を緩めたりするなど、常識的に考えても理解不能です。何故こんなことになってしまうのか・・。自戒を込めて言うなら、そういうのをのさばらせてきた我々国民もダメなんだろうと思います。
こんなことをいつまでも続けていたら、多くの人は 『がんばろう日本!』 なんて気にはならないと思うのです。せめて、日本に生まれて不幸だったと思われないような対処や政策を強く求めたいと思う今日この頃・・。

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