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2011.12.30

広電・駅前大橋線は広島駅南口・地下案で決定!??

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写真は広島駅前大橋の少し南側、WINS広島の付近からJR広島駅方面を眺めたところ。年明け 1月22日(日)に開催される 「ひろしま男子駅伝」 のバナーが設置されているのは、広島市において広島駅南口広場再整備の一環として広島電鉄・路面電車の駅前大橋線(ルート)が検討されている通りとなります。


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現在、この駅前大橋線に関して、広島駅南口への乗り入れ構造として地下(事業費 250~300億円)・平面(事業費 約30億円)・高架(事業費 70~100億円)のうち、どの案を採用するかということが大きな焦点になっています。有識者による 「広島駅南口広場の再整備に係る基本方針検討委員会」での議論や、広島電鉄・JR西日本など関係機関との協議を経た上で、2011年度末までに構造案が絞り込まれる予定となっている訳ですが、果たしてどの案が採用されるのか、大いに気になるところです。

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その駅前大橋線に関して、広島商工会議所報 12月号に広島電鉄(株) 代表取締役社長 越智秀信氏の随想が掲載されていて、非常に興味深い内容でしたので、ここで引用させていただきます。

現在、広島の心臓部である広島駅前周辺ではいろいろなプロジェクトが議論されている。南口についていえば、二眼レフ構造の問題、広島駅南口の交通結節点機能の強化の問題と関連して路面電車の駅前通りへの移設が具体的に検討されている。岡山より狭く、圧倒的な交通量のあの場所で平面だけで電車、バス、タクシー、マイカー等を処理することは物理的技術的に不可能。電車を高架にすることは東西方向を走る道路、駅前広場の南北方向の長さ等に加え、電車高架の場合、それを支えるピアで駅前大橋、地下自由通路が構造的にもたないことが理由で、不可能。次に、路面電車にとっては平面整備が望ましいが、今度は電車と同程度の利用客を誇るバスを駅前広場内で高架にし、かつ、駅前交差点で現在より電車の交通を確保するというアクロバット的処理が必要になるが、これも不可能。従って、残された選択肢は電車の地下化しか方策がなくなる。 【広島商工会議所報 2011.12月号(第678号)】

要は高架案も平面案も『不可能』であり、結論としては地下案しか選択肢がないという主張をされているようです。。当初、広島電鉄によれば、今の高架案では勾配がきつすぎ、古い路面電車では上がれない 【朝日新聞 2011.01.08付】 といった内容の新聞記事もありましたが、今回、越智秀信氏は旧式車両の件については一切触れることなく別の理由で高架案を完全否定されているようですね。。
更に、地下案と絡めて以下のようにも記述されています・・

広島経済同友会から今年3月、路面電車を広島駅からJR線の地下を北に延伸し、二葉の里へ結び、50年100年後の交通基本軸とすべし、との提言を出している。そして、先月、延伸先の具体的候補地として都市高速5号線の出口に第二バスセンター(紙屋町のようなビル型ではなく平面のバス乗降場のイメージ)を整備し、高速道路ネットワークと直結するとともに・・[略]。二葉の里14haの開発に際し、大量輸送機関の整備はこれまで考えられてこなかったが、この電車延伸が実現すれば、広島の街は一変するであろう。アッセの建替問題、新幹線地下構造物との関係等更に技術的検討は必要だが、広島100年の大計として、関係者が叡智を絞って議論する価値が十分あろう。(広島駅以北への延伸する場合の広島駅以北部分の運営主体は、市交通局の可能性すら排除せず、自由闊達な議論をして決めれば良い。整備そのものの意味に比べれば些細な問題である。) 【広島商工会議所報 2011.12月号(第678号)】

「市交通局の可能性…」云々についての実現性はともかくとして、もしも、こんな路面電車延伸が本当に実現したなら凄いだろうなぁ とは思いつつ、果たして最も多大な事業費を要する地下案が採用されるのだろうかと半信半疑でもあります。
私個人的には、近い将来に広島駅が橋上化されること、そして近々着手される自由通路のレベルを考え合わせ、高架でJR改札口のすぐ目の前まで広電・路面電車が乗り入れるという構造が一番良いと思う訳ですが・・。まぁ、いずれにしても、個々の企業の論理・思惑は色々とあるのでしょうけど、最終的には利用者の利便性を最大限考慮し、かつ広島市の発展に最も寄与するのはどういった方法なのかをよくよく吟味した上で結論を出していただきたいと願っています。くれぐれも、結局結論が出せなくて駅前大橋線の計画そのものが頓挫してしまった・・ なんて最悪の結末だけは避けて欲しいものです。

記事の最後に、今後大きく街の風景が変わっていくと思われる稲荷町交差点からJR広島駅方面を臨む・・

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** 参考Webページ
 > 広島市/広島駅南口広場再整備に係る基本方針検討委員会

** 過去の関連記事・・
 > 広島電鉄社長交代、そして駅前大橋線 -2010.05.15

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コメント

広島商工会議所報 12月号の記事は非常に興味深いですね

私は地下がベストではないかなと思います
地下なら古い車両でも上れるくらいの長いスロープが確保できるのではと思うからです
また、よりバスや乗用車に迷惑がかからないので場所の兼ね合いの面でも良いかなと思います

ただどうしても、懸念される通り川の下を通る以上は補強工事もあってどうしても費用が高くはなりますよね~
また5号線電車がどのように本線と合流するかも非常に気になります。5号線が駅前大橋から合流するとなると、地下に伸びるスロープが非常に長くなり、JRとの接続が難しくなるんじゃないでしょうか

私も相生通り~韓国会館あたりまで車で乗ってると、いつも渋滞してイライラするので、この3つの案のいずれかを実現させていただきたいです
長文失礼

投稿: んーっと・・・ | 2011.12.30 18:35

> んーっと・・・さん
コメントありがとうございます。(長文コメントも歓迎です)
地下案は広島駅以北への延伸など、将来の拡張性なども目論むと魅力的だとは思いますが、いかんせん事業費が莫大になるのが大問題ですね。平面や高架案と比較して、2倍以上の事業費となるのは非常に厳しいような気がします。果たしてそれだけの事業費をかける効果やメリットがあるかどうか…??
それから地下にした場合、最も人の流れが多くなると思われる自由通路(予定)レベルからの高低差が大きすぎるようにも感じています。JRの地下改札から路面電車への乗り換えだけを考慮するならば、それほど大きな問題では無いかもしれませんが。

投稿: T.Kaze | 2011.12.31 00:50

お久しぶりです。
路面電車の駅前大橋線は混迷を極めてますね。広島電鉄は白島新駅計画が順調であることから一層の危機感を抱いているのではないでしょうか。計画が白紙撤回にならないか心配です。

投稿: ひろしま人 | 2011.12.31 03:53

> ひろしま人さん
ご無沙汰しています。
広島駅南口回り(B・Cブロックも含め)の再開発については、これまで色々議論されてきた経緯があると思いますけど、なかなか進展が見られなかったので、今回の広電・駅前大橋線の構想も更に延び延びになったり、最悪頓挫してしまうのではないかと危惧しています。
ある意味で、まとめ役となる広島市の手腕が試されているようにも感じます。

投稿: T.Kaze | 2011.12.31 10:29

T.Kaze さん、こんにちは。
私も確認したいところですが、私は広島商工会議所の会員ではないので、公共図書館も年末年始のお休みですし確認することが現時点ではできません。
ただ、中国新聞『ちゅーピー子ども新聞 2011年6月 第39号』6面にて、子ども向けの記事ではありますが、広島駅については地下電停案のみを取りあげていますから、越智秀信 社長の持論と思われます。
広島経済同友会の3月の提言の事についても公式サイトには“都市機能委員会は、「広島駅地区の交通結節機能強化について~路面電車新線の早期整備について~」提言を行った。”との記述のみで内容については、一般・WEBには非公開で、なんとも判断できませんね。
広島駅が橋上駅になるにあたりJRからの乗り換えが高低差なしでできる高架案が、費用面からのみ考えると“実現可能性があるかな?”と私は思っていました。
たしかに、二葉の里地区まで路線を延長するのであれば、当初電車カンパニーが希望した地上案は不可というのは同意できます。高架でも広島駅ビル内を突き抜けさせれば可能かもしれず、自由通路の建設に広島市が資金を出すのであれば、ねじ込むことは…、やはり難しいのかも。
地下案の場合、田中町トンネルよりも巨費・工期・難工事になりそうで心配なんですよね。
猿猴橋町で信号待ち路面電車の現状から“なんとかしなきゃ”なので“お金がかかるから止め”になってほしくはないのだけど。

投稿: shirusu | 2011.12.31 11:11

> shirusuさん
こんばんは!今年も宜しくお願いいたします。
嫁さんの実家へ帰省していたもので、コメントを書く余裕が無かったのですが、今日は自宅へ帰ってきています。(※明日から県北の田舎へ帰省予定)

当ブログの記事を紹介していただき、ありがとうございます。もし機会がありましたら、広島商工会議所報をご覧になって下さい。見開き2ページの文章です。
駅前大橋線の広島駅乗り入れ構造ですが、どんな結論が出されるのか非常に気になるところですね。。
1月1日付け中国新聞(新年恒例の別冊??)でも広島の主要企業の代表による抱負などが掲載されていましたけど、そこにも広島電鉄(株)代表取締役社長 越智秀信氏の記事がありました。おそらく既にご覧になっているとは思いますが、ここで引用しておきます。

【引用ここから】
路面電車の駅前大橋線計画は。
2016、17年の運行開始を目指しています。広島市との協議を踏まえ、12年度中には工法を含めた設計計画が決定されればと思います。高架、平面、地下の3工法が考えられますが、あの場所で物理的・技術的に可能なのは地下ルートです。経費は120億円強ですが、国の補助事業のため、地元負担は50億円強に抑えられます。工期は3年なので、年約17億円の負担と見込んでいます。
【引用ここまで】

この記事でもやはり地下案、しかも具体的な経費の話まで盛り込まれています。広島市と広電との協議の中で、地下案について結構具体的な話が進められているという印象です。
当初の新聞報道では地下案の事業費が250~300億円とありましたが、その約半分の経費120億円強の数字になっています。本当に120億円強で可能であれば、地下案の実現性もかなり高くなってくるのかな!? という気がしています。

投稿: T.Kaze | 2012.01.02 01:32

T.Kaze さん、あけましておめでとうございます。
中国新聞LEADERS倶楽部については、みなさんご存じとは思いますが、2012年元旦特集については2011年に引き続き、中国新聞はケチらずにWEBに掲載されています。
http://www.chugoku-np.co.jp/leadersclub/2012/interviews_company55.html
建設費のことは、とりあえず考えないとして…。
二葉の里地区にバスセンター機能が設けられ地下区間で路面電車の路線延長がリンクできれば、乗り継ぎ利便性は高まるし、稲荷町までは渋滞に巻き込まれず所要時間の短縮もできる?
広島駅南口再開発Bブロック・Cブロックの建設とリンクして地下通路など設ければ、JR広島駅の橋上駅部分から地下へ“高低差ありすぎて耳キーンなるわ!”と言われたとしても人の流れもできるかな?
で、結局は建設費と工期の問題で私が心配して引き合いに出す“田中町トンネル”ですが、田中町交差点が渋滞せず割と安全に通行できているので出来てよかったとは思っていますから、駅前大橋線の『経費は120億円強で工期は3年』という見積もりの信頼性が問題でしょうか。

投稿: shirusu | 2012.01.02 07:24

> shirusuさん
あっ、そうです。「中国新聞LEADERS倶楽部」ですね。うちは中国新聞を購読していないので、嫁さんの実家にて該当インタビュー記事だけスマホで写真撮りしたものしか手元に無かったもので…。
それにしても、ネットで公開されているとは思いませんでした。中国新聞は気前良いですね。
それはさておき、今後駅前大橋線の構想を煮詰めていく上で、各々の経費と工期は一番のポイントになるのではないかと思っています。
ただ個人的には、JRの改札口と路面電車乗り場は同じ高さ、もしくは高低差を最小限にするのがベストだと思いますけどね…

投稿: T.Kaze | 2012.01.02 17:44

現行の広島駅の路面電車のりばに、新しい案内看板が設けられました。これが、とってもわかりやすいものです。また、「ようこそ広島へ」という補助看板も増設され、ようやく観光客に優しい電車のりばとなりました。

投稿: ひろしま人 | 2012.01.03 00:22

> ひろしま人さん
広島駅に新しい案内看板設置ですか。。
それは楽しみです。帰省から広島市内へ帰ったら、早速覗いてみたいと思います。情報ありがとうございます。

投稿: T.Kaze | 2012.01.03 00:51

T.Kaze さん、こんばんは。
中国新聞LEADERS倶楽部は、新春企業広告扱いでWEBでも公開していたのですが、2012年1月7日朝刊掲載の広島電鉄 越智秀信 社長インタビュー記事はケチなのか?未だ公開していません。
それはそれとして、地下案の事業費について、広島市は250億~300億円と試算しているのに対し、広島電鉄は140億円と試算し、前回のインタビュー記事とは20億円の差があります。これは広島電鉄で「十数億円を負担したい」ということで除いた金額だったのかもしれません。
以前の、新広島市民球場建設決定前の『建設費はいくら?』議論を思い出してしまいました。

投稿: shirusu | 2012.01.07 23:16

> shirusuさん
こんばんは。
中国新聞の記事ご紹介、ありがとうございます。残念ながらその記事を見ていませんが、shirusuさんのブログで概要を把握することができました。LEADERS倶楽部をネット公開している中国新聞さんは気前が良いと思っていましたが、やはりケチでしたね…(笑)。

広島電鉄では事業費140億円と試算しているのですか。それでも広島市の試算と大きな隔たりがあり、何故にそれほどの差が出てくるのか非常に気になります。
過去の地下開発案件(シャレオ、アストラムライン、広島駅南口地下広場など)の実績もあるので、広島市の試算が全くのデタラメだとは思えないのですが・・。とすると、広電が地下案を推すために、非常に楽観的な試算(数字)を出してきているようにも思えてしまいます。
ここに来て、色々と具体的な話が出てきそうなので、今後の動向にも注視したいと思います。

投稿: T.Kaze | 2012.01.08 00:28

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中国新聞(The Chugoku Shimbun) 2012年1月7日 付 朝刊に 胡子洋 記者の署名で、広島電鉄代表取締役社長 越智秀信 さんへのインタビュー記事として掲載されていました。 中国新聞LEADERS倶楽部 掲載の広島電鉄トップインタビューをもう少し肉付けしたような内容となっていま... [続きを読む]

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