路面電車-自動車間通信型ASV 公道実証実験
何やら 自動車と路面電車の衝突を防ぐ世界初のシステムの実証実験が始まった。
ということらしいので、ちょっとその様子を見学してきました。
この実証実験は東京大学生産技術研究所、マツダ(株)、広島電鉄(株)、(独)交通安全環境研究所が共同で実施するもので、その具体的な内容については新聞記事から引用・・
電車は、自動車が急に軌道に入ってきてもよけられないので、両者を無線でつないで互いの動きを事前に知らせ合うのが特徴だ。マツダの 「アテンザ」 と広島電鉄の低床車両 「ピッコラ」 に通信機を搭載。互いの位置や速度、自動車での方向指示器やハンドルの操作情報を送り、進路が重なりそうになると、それぞれの運転席にある画面や音声で注意を促す。【2013/10/01付け 朝日新聞】
江波車庫から [0]試運転の幕で出発した新型超低床車 1002号 ピッコラは、十日市町で折り返し南下して江波方面へ・・
場所は舟入南3丁目交差点、右折のウィンカーを出した赤いアテンザの後方から 1002号ピッコラが接近。おそらく、こんなシーンで相互に情報のやり取りがなされているのでしょう。
信号待ち停車中・・
信号が変わり、先に 1002号 ピッコラが発進。その後、アテンザは右折して脇道へと入っていきました。
実証実験に使用されているのは、マツダの 「アテンザ」 をベースとした試験車両 「アテンザASV-5」 だそうです。なかなか恰好良い!!
今回の実証実験で行われているような技術が本当に実用化されるのだろうかと懐疑的ではありました。が、「アテンザ」 に関する情報などマツダの Webサイトでチェックしてみて、ミリ波レーダーやカメラ等を搭載した先進的な安全技術が既に導入されているということを知るにつけ、自動車-路面電車間での接近情報のやり取り等も そう遠くない将来に実現されるのかもしれないな… などと思い直した次第です。
※ASV (Advanced Safety Vehicle) 先進安全自動車:自動車の安全性向上のための次世代自動車
** 参考ページ・・
> NEWS RELEASE(平成25年9月3日):「広島における世界初の路面電車-自動車間通信型ASV※デモ」を実施します。(PDF)
> これがホントの路車間通信:路面電車と自動車が700MHz帯の相互通信で衝突防止、マツダなどが実証実験 - MONOist
> 【MAZDA】マツダ、先進安全自動車「マツダ アテンザ ASV-5」の公道実証実験を開始|ニュースリリース
> マツダ、「アテンザ ASV-5」と路面電車による先進安全支援システムの公道実証実験を公開 / 路面電車-自動車間通信型ASVデモは世界初 - Car Watch
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