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2012.06.08

金星の太陽面通過@広島市内

このところ、公私に渡る作業と整理に追われまくっていた関係で、全くブログを更新する余裕がありませんでした。それでも、機会を見つけてはちょこまかと写真だけは撮っていたもので、あれこれ記事にしたい話題が溜まっているのですが、やはりまずは極めて珍しい天文ショーの話題から・・。

先日6月6日、金星の太陽面通過・・ 次に観測できるのが実に105年後ということらしいので、今回見逃してしまうと正に二度と見られない天文ショーです。
6日の広島市内は、先日の金環日食(広島では部分日食) の時と打って変わって、朝からまばゆいばかりの良い天気に恵まれました。なんせ初めてのことなので、うまくいくかどうか半信半疑ではありましたけど、会社出勤前に急遽写真撮影にトライしてみることにしました。使用した減光フィルターは、3年前の日食観察の際に入手した 2ミリ厚のアクリル板 (スモーク透明) 6枚重ねです。これをカメラのレンズに当てながら写真撮影しました。 ※注: 試してみたところ、赤外線を透過するみたいで余り安全ではありませんので、良い子は決して安易に真似しないで下さい。

そろそろ太陽面に金星が食い込んだであろう時刻に写真撮影したところ、太陽の左下に微かな暗い蔭ができているのは分かりましたけど、どうもピンボケっぽい感じ・・

20120606_0724

アクリル板 (スモーク透明) 6枚重ねではカメラのオートフォーカスがうまく効かないので、マニュアルで少しずつピント調整しながら何枚も撮影した結果、何とかそれらしき写真が撮れました・・

20120606_0742

金星のシルエットが明瞭でないのは、おそらく減光フィルターの関係だと思われます。太陽と黒子(ほくろ)のような金星と地球上の自分が三次元の宇宙空間の中で一直線に並んだ瞬間をイメージすると、何とも感動的です!! よーく目を凝らして写真を見ると、太陽の黒点が写っているのも分かります。

20120606_0813

最後の写真は会社の昼休みに撮影・・

20120606_1218

** 月とか太陽とか、天文現象に関連した過去の記事・・
 > JR芸備線沿いで見えた部分日食 -2012.05.23
 > 金星-月-木星 -2012.03.27
 > 昨晩の皆既月食 -2011.12.11
 > 月夜のドーム -2011.07.17
 > 木星の月 「ガリレオ衛星」 -2010.09.24
 > 満月 -2009.09.05
 > 広島市内から見えた日食 -2009.07.22
 > こないだの月食 -2005.11.01

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コメント

T.Kazeさん、こんにちは
 金星の太陽面通過。写真撮影は試行錯誤されたようですが、うまく撮れてた写真をみせていただき、ありがとうございます。
 私のいる地方は曇りだったのですが、昼休みに雲の隙間から辛うじてとらえることができました。太陽をまわる金星と地球、内側の軌道をいく金星が、地球に徐々に追いつき追い越していく瞬間が見えたのですから感動します。
 金星はこのあと、地球から見て太陽の西側に張り出していき、明けの明星となるのですが、8月14日未明には金星~月~地球が一直線に並ぶ金星食がみられます。これも楽しみにしていますが、午前2~3時台に起き出すのがちょっと辛いかも、です。

投稿: 津沢 | 2012.06.09 17:11

> 津沢さん
こんにちは。ややボケ気味の写真で恐縮です(^^;)。
ちゃんとした太陽撮影用の減光フィルターを手に入れたいところでしたけど、ネットで探してみると結構なお値段なので断念しました。それで、あり合わせの物で撮影した訳ですが、今ひとつシャープな画像にならなかったのが残念なところです。
それはそうと、二次元の写真やモニタで見ると同時に、三次元の空間の中で起こっている極めて希な瞬間であることをイメージすると、本当に感動的で宇宙を感じさせてくれる天文ショーでした!! 14日未明も宇宙をイメージしながら楽しみたいと思います。。

先日コメントいただいた際、津沢さんの「日本の経度は金星観測から」のブログ記事を拝見していました。興味深い記事をありがとうございました。

投稿: T.Kaze | 2012.06.09 19:25

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