2009.08.01

八丁堀(13)--モノクロの広島

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八丁堀 -July, 2009

掲載した写真には、ほとんど関係ないのですが・・
広島は八丁堀交差点の一角、ビルの上に設置されていた大手家電メーカーの広告看板が撤去されてしまっているのを確認しました。その広告看板のすぐ下には、デジタルの温度表示器が設置されていたのですが、それも含めて跡形も無くなってしまいました。交差点を通る際は、いつも見上げて温度を確認していただけに、そこにあるべきものが無くなってしまったようで、妙に寂しくなってしまいました。
八丁堀界隈では、新たな商業ビルへの建て替えが進んでいるところもあったりして、それなりに賑やかな感じはあるものの、対照的に大手家電メーカーの広告看板が撤去されるなど、この不況の影響を感じさせるような変化が目に見えて出始めたということかもしれません!?? いつまで不況が続くのか、先が読めないので不安ばかりがつのるこの頃・・ 少なからず私の会社にも影響が出てきそうで、ちょっと心配です。

今日たまたま本屋で見つけて買ってきた書籍を紹介します。昭和20年代から30年代にかけての戦後復興期、写真家の明田弘司 (あけだこうし) 氏が広島で撮影されたモノクロ写真集で、タイトルは 『百二十八枚の広島』。広島市郷土資料館・館長の沼田氏が 「発刊によせて」 と題して書かれた箇所から引用すると・・

あの頃は何もない、生きることだけに精一杯の時代だったが、飽食の時代といわれる今にはない活力や温もり、希望があった。あの頃の写真を見ると、何だか元気が出てくる。

とありますが、まさに当時の広島の日常を記録した写真の数々を拝見しますと、活力や温もりを感じさせてくれます。何気ない広島の日常を活き活きと捉えた明田氏の写真は本当に素晴らしいと思いますので、機会がありましたら是非ともご覧下さい。
私自身、50年後・100年後に写真を見ていただいた方に何かを感じて貰えるような写真を撮りたいものだと・・ そんな刺激もいただきました。

 

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2007.09.27

中秋の名月

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一昨日 9月25日は 「中秋の名月」 だったそうで、広島市内では綺麗な月を見ることができました。別に路面電車と月を絡めなくても・・ とは思いましたが、会社帰りの紙屋町東電停からちょうど東方向 (広島駅方面) を眺めると、ほどよい位置に月が見えていたので、思わず路面電車やら横断歩道を渡る人やらを絡めつつ、コンパクトデジカメで何枚もシャッターを切ってしまいました。
「中秋の名月」 は旧暦の 8月15日・・ てっきり満月だと思い込んでいたのですが、必ずしもそうとは限らないそうです。ちなみに、今年の 「中秋の名月」 は満月の二日前だったようです。そして、この記事を書いている今日 9月27日が正真正銘の満月となっています。

さて、月にちなんだ話題なのですが・・ つい先日の事、私の写真を雑誌に掲載していただきました。その雑誌は、スピリチュアル系 30代向け女性誌 『Sundari (スンダリ)』 vol.03 (2007年9月15日発売)。その雑誌の中で、月に関する企画がありまして、そこに私の月夜の原爆ドームの写真が掲載されています。それほど大きく掲載されている訳ではありませんし、別に大した写真とは思わないのですが、原爆ドームと満月を絡めたところがポイントになっています。嬉しいことに、写真提供元として本家 Webサイト 「Family Page広島」 の URL もしっかりと記載していただいてます(^o^)v。出版社の白夜書房さんに感謝ですm(_ _)m。
掲載された写真は、もう数年前にコンパクトデジカメで撮ったものなのですが、ちょっとブレ気味なのがたまに傷・・ 出版社から送付いただいた掲載誌をうちの娘に見せたところ、「ちょっとボケとるね・・」 とするどい指摘をされて苦笑いしてしまいました(^^;)。
雑誌名の 『Sundari (スンダリ)』 というのは、サンスクリット語で 「美しい人」 という意味なんだそうです。発売日からすると、おそらくまだ書店に並んでいるのではないかと思われます。スピリチュアルな方もそうでない方も、書店で見付けられましたら是非ご覧下さいませ・・。

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2005.06.02

広電が走る街今昔

先日、中国新聞・地域ニュース (つい最近リニューアルされてビックリ。ただ、読み込みに時間がかかるのが難??) で紹介されていた長船友則氏の書籍 「広電が走る街 今昔~LRTに脱皮する電車と街並み定点対比」 を購入してきました。まだ、パラパラと拾い読みした程度ですが、なかなかいい書籍だと思います。こんな本は大好きです。しかも、この内容で 1,800円ならば、間違いなくお買い得ですね。
主な内容としては、広島電鉄・路面電車の電停(停留所)毎に新旧の写真を交えながら、その周辺の歴史などを解説されています。少しだけ拾い読みしてみるだけでも分かるのですが、丹念に様々な文献・資料にあたりながら、相当の時間をかけて広電の歴史というか、むしろ広島市の歴史・郷土史として纏め上げられていることが伺えます。
勿論、広電情報においても、年齢においても足下にも及ばないし、比較すること自体がおこがましいことは分かっているのですが・・・ 私の本家Webサイト内 『路面電車が走る街 広島写真集~広電市内線沿線フォトギャラリー~』 の趣向に通じる部分もあって、非常に共感できる内容です。路面電車周辺事情を中心にした郷土史といった意味では、路面電車ファンやマニアの方だけでなく、広島の歴史に興味を持っている一般の方々にもお勧めしたい一冊です。
本の最後の方に記載されていた長船氏のプロフィールを拝見しますと、なんとあの謎の怪獣ヒバゴンの里である 「広島県比婆郡西城町(現・庄原市)」 のご出身だそうで・・・。比婆郡出身者の私としましては、恐れ多くも、ますますもって親近感を抱かせていただきました。非常に面白い本をありがとうございます!!

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2005.05.16

スター・ウォーズ エピソード3

今週5月19日、ついに米国にてスター・ウォーズ最新作 『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』 が公開されるそうです。ちなみに日本での公開は7月9日から・・・。
会社帰りに本屋に立ち寄ってみますと、映画公開に先立って既に小説の邦訳版も発売されているのを確認しました。一押しのスター・ウォーズ情報Webサイト 『スター・ウォーズの鉄人!』 でも、この邦訳版のことが紹介されていまして、それによると・・

映画から最終的にカットされたシーンもかなり含まれている模様なので、正しい解釈を知るには欠かせない一冊となるでしょう。

ということだそうです。
旧3部作(エピソード4~6:1977,1980,1983年公開)の頃からスター・ウォーズの魅力に取り憑かれた私T.Kazeとしましては、新3部作(エピソード1~3:1999,2002,2005年公開)の締めくくりであり、新旧を繋ぐ 『エピソード3』 の映画公開が待ち遠しくて仕方がありません。それにしても、シリーズ第一作目の 『エピソード4』 の公開から28年にもなるんですね・・ こんな壮大なシリーズが他にあったでしょうか?? スター・ウォーズの場合、映画で公開されたエピソードの前後のストーリーが小説としても数多く出されていまして、一部は邦訳されています。これらの小説を読むのも、また楽しみの一つになっていました。
この夏公開の完結編 『エピソード3』 ・・・ 小説を読んでから映画を見るか、映画を見てから小説を読むか・・・ かなり悩むところではありますが、やはりまずは映像で感動したいと思っている今日この頃・・・ かなり評価も高いみたいですから。
今日、こんなニュースも出ていました。
Yahoo!ニュース:『Star Wars』最新作公開で、欠勤者続出の見込み

映画『Star Wars』シリーズ前編3部作の最終エピソード『Star Wars III: Revenge of the Sith』(シスの復讐) が、ついに米国で劇場公開となる日だ。各職場の責任者は、公開初日を狙う従業員の欠勤に、頭を悩ますことになりかねない。技術者集団にはマニアックな人が多く、マニアックな人は SF 作品、特に Star Wars の映画が大好きだ。したがって、週末の Star Wars 公開に向けて、営業日でいうと16日から始まる1週間は、業務効率が低下する可能性がある。

私は、決してマニアックではないと思っていますが、技術屋出身者としましては、かなり気持ちが分かります。でも、さすがに仕事に支障をきたすのはまずいですよね!

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2005.01.12

今・・ 何故かヒバゴン!??

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最近、我が家の本家Webサイト内コンテンツ 『謎の怪獣ヒバゴンはどこへ行ったのか?』 が順調にアクセス数を伸ばしているようです。アクセス50,000カウントを突破したのが約1年前(2004年1月末)。それ以降、昨年夏にはYahoo! JAPANのカテゴリに登録されたこともあって、そこそこアクセスを伸ばして現在110,000カウントを突破しています。ここ最近では、ちょこちょこブログで紹介していただくこともあって、本当にありがたいことです。
今、何故ヒバゴンのページにこれほどのアクセスがあるのか、ちょっと予想外の成り行きに少し面食らっているというのが正直なところです。何かしら有用で役に立つ情報サイトならば、それなりの需要があってしかるべきと思うわけですが、どう考えても、昭和40年代に騒動を巻き起こした正体不明の類人猿 「ヒバゴン」 情報なんて役に立ちようがない・・・。単なる冷やかし?? ただの興味本位?? 未知の生物への探求心?? ・・などと色々想像してみるわけですが・・・。
もしかしたら、この世知辛い(*)現代社会において、知らず知らずの内に皆が心の奥底で何かしら夢とかロマンみたいなものを欲している結果ではないだろうか?? ・・なんてアホなことをふと考えてしまいました。悪く言えば 「現実逃避」 と言われるかもしれませんが、なんというか・・・ 金儲けの為にあくせくと働いたり、世間で認められた有名学校めざして受験勉強に励んだり、Webサイトのアクセスアップの為にちまちまと小細工したりとか・・・ 勿論それはそれで大切なことではあるのですが、そんなことよりももっともっと大切なことがあるのではないかと思うのです。そして、もしかしたら、その大切なこと、或いはそのヒントを 「ヒバゴン」 が教えてくれるかもしれないなんて妄想を抱いてみたりして・・・。やや大袈裟ですが、私にとっての 「ヒバゴン」 は何故かそんな夢とロマンの存在だったりするのです。
(*)世知辛い: (1)世渡りが難しい。暮らしにくい。(2)損得ばかり考えて、ゆとりがない。(集英社 国語辞典 第二版より)

さてさて・・ 実は、この正月休みに1冊の本を読みました。その本は、直木賞作家・重松清氏の 「いとしのヒナゴン」。市町村合併を背景に揺れる広島県北の田舎町 「比奈町」 を舞台に、三十年ぶりに現れた未確認動物 「ヒナゴン」 騒動を描いた物語。勿論、1970年代に広島県比婆郡西城町を舞台にして巻き起こった 「ヒバゴン」 騒動をモチーフとしたものです。この 「いとしのヒナゴン」 を原作にした同名の映画(監督:渡邊孝好氏/主演:井川遙さん・伊原剛志氏)がこの春公開予定になっているわけですが、原作本を読んでから映画を見るか、映画を見てから原作本を読むか・・ ちょっと迷ったあげく、とても映画公開が待ちきれないということで、まずは原作本を買ってしまいました。やはり私にとってはとにかく身近な話題でして、読み始めると完全にのめり込んでしまって一気に読破してしまいました。
そして、その感想は・・ ややコメディータッチで笑いあり、されどしっかり感動もさせてくれる田舎物語でして、なかなか良いですね。読んでいて、思わずウルウルきましたから・・ 本当に。原作本の中の 「ヒナゴン」 は、やっぱり夢とロマンなんですね。そして、「ヒナゴン」 騒動を通して、何か大切なことを教えてくれているような・・・。ま、細かなストーリーについては読んでいただくとして、仕事や結婚で田舎を離れて都会で暮らしている方々、そして自分の田舎でも市町村合併されるといった方々へは特にお薦めしたい一冊です。生まれた時からずっと都会暮らしの方々には、ちょっと伝わってくるものが少ないかもしれません!??

** 過去の関連記事・・
 > 『謎の怪獣ヒバゴンは…』 アクセス100,000カウント突破!(2004.11.17)
 > ヒバゴン郷 どえりゃあ祭!(2004.08.20)
 > 『謎の怪獣ヒバゴンは…』 Yahoo! JAPAN登録!(2004.08.03)

あ、忘れてました・・・ 冒頭の写真は、昨年夏、ちょうど広島県比婆郡西城町にて映画 「いとしのヒナゴン」 の撮影が始まった頃、お隣の庄原市内を走る国道沿いで写真撮りしたヒバゴン像とキャラクターヒバゴンの看板です。ヒバゴン像はかなり昔からここに立っているのですが、キャラ看板はつい最近設置されたみたいですね。こんな感じで、田舎方面へ帰る度にヒバゴンネタ探しをやってます (^^;)v。

**追記: 「ヒバゴン」 ネタに反応して、『燃えよヒバゴン-ズログ(2005年01月09日)』 へトラックバックさせていただきます!! リンクいただきありがとうございました m(_ _)m

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